佐々木マキの知られざる絵本

情報追加:1999/9/22
 著作リスト暫定版を作りました。紀伊国屋BOOKWEBの検索結果でまだ不完全ですが、これをベースに詳しくしていくつもりです。

私の知らない佐々木マキ本を紹介しているこんなページもありました。 「うみべのまち」。アドレスは、http://www1.plala.or.jp/UMIBE/です。

情報追加:1998/10/20
 私の知らない佐々木マキ絵本を3冊紹介しているページがありました。 「ミミルの畑」の中の「ミミルの本箱」。アドレスは、http://www.cam.hi-ho.ne.jp/mimiru/です。

情報追加:1997/06/10
 岩波書店・福音館書店の児童書リストを掲載しているサイトがありました。
「ASCAT home page」アドレスは、http://www.orient.co.jp/~pmsx/です。

情報追加:1997/04/28
  福音館書店から発行されている「こどものとも」はめでたく創刊500号を迎える(パチパチ)。それにあわせて、500号までの全冊の書影を載せたパンフレットが、大型書店などに置かれているので要チェックだ。私の知らなかった佐々木マキの本もこれで確認できた。

「すてきなバスケット」小沢正・作 佐々木マキ・画 257号 1977-8
「ムッシュ・ムニエルをごしょうかいします」ささきまき 作・絵 272号 1978-11
「ムッシュ・ムニエルのサーカス」ささきまき 作・絵 307号 1981-10
「ムッシュ・ムニエルとおつきさま」ささきまき 作・絵 367号 1986-10
「まじょのかんづめ」佐々木マキ 454号 1994-1
「まちにはいろんなかおがいて」佐々木マキ 作・写真 498号 1997-9(予定)

「ムッシュ・ムニエル」シリーズは、単行本としても刊行されている。


 「佐々木マキ」というマンガ家をご存知だろうか。60年代は「ガロ」を中心に活躍し、80年代はイラストレーターとして村上春樹など、多くの書籍の装丁・挿画を手がけている。佐々木マキへの入り口は、だいたいこの2ルートだと思うが、私は変なルートで彼を知ったのだった。それは、絵本である。

 1956年から、福音館書店より「こどものとも」という絵本のシリーズが刊行されている(現在も刊行中)。このシリーズは予約者のみに毎月新作の絵本を届ける、というもので、個人のみならず多くの幼稚園、保育園なども購読していた。「ぐりとぐら」「不思議な絵」など後にハードカバーとして再版された本も多い。そしてこのシリーズで佐々木マキもいくつかの絵本を作っていたのだった。


『やっぱりおおかみ』福音館書店
 月刊予約絵本《こどものとも》211号
 1973年10月1日発行

 この本に異常に惚れ込んだ小学生の私は、全ページを手作業でスキャン(つまり上に白い紙を置いて透かしてなぞる)し、色鉛筆で色を塗り、製本して、複製本を作るほどだったのだった。虚無・ニヒリズム・群集の中の孤独、といった概念を、小学生だった私はこのおおかみから教えられたのだった。


『ぼくがとぶ』福音館書店
 月刊予約絵本《こどものとも》231号
 1975年6月1日発行

 佐々木マキは、少なくとももうひとつ《こどものとも》で絵本を作っている。この本は、『おおかみ』ほどには子供の私を魅了しなかった。

これら2冊以外にも、単独執筆ではなく、共作(例えば、同244号『くった のんだ わらった』ポーランド民話・再話 内田莉莎子・画 佐々木マキ)でいくつかの本を作っている。 

単独執筆ものも、まだあるかもしれない。


 さて『おおかみ』から長い月日が過ぎ、もう高校生になっていた私は、この人があの『おおかみ』を描いた人だとも知らずに古本屋で下の本を買い、あのおおかみと感動的な再会を果たしたのだった(うーむ、いい話だ)。


『佐々木マキ作品集』青林堂
 現代漫画の発見5
 1970年6月10日発行

 

追記その1 《こどものとも》には佐々木マキ以外にも、たむらしげる、片山健などの絵本があり、マニア本の宝庫かもしれない。安野光雅の処女作もこのシリーズだ。詳細なリストもないし、古本屋でもほとんど重きを置かれていない(見つけると大抵200円ぐらい)ので、こまめに集めておくとよいのではないかな。児童本コーナーを忘れずチェックしよう。



back